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 東北CPAニュース

福島大学「財務諸表監査論」集中講義

福島県会 高橋 和孝

 平成30年9月3日から平成30年9月7日の5日間、福島県福島市所在の国立大学法人福島大学にて日本公認会計士協会東北会寄付講座による「財務諸表監査論」の集中講義を実施しました。本講義は、現役の公認会計士がどのように企業の財務諸表監査を実施しているかについて学習することにより、福島大学経済経営学類の学生達が財務諸表監査の必要性と重要性を認識し、監査の基本的な考え方を理解して貰うとともに、講義を通して公認会計士の業務に興味を持って貰い、会計専門家を1人でも多く養成することをねらいとして平成25年から毎年実施しています。

 本年は総勢50名の学生が「財務諸表監査論」の講義を履修しました。同講義は福島大学経済経営学類における企業経営専攻学生のうち、3年生の専攻専門科目(希望すれば4年生及び会計エキスパートコースの2年生も履修可能)であり、今年の企業経営専攻の3年生の全学生数が101名であることを考えると、比較的多数の学生が公認会計士の業務に興味を持っているものと思われます。

 講義当日は、福島県会所属の須賀俊一会員、小山暢会員、郡司拓也会員、高橋和孝会員及び山形県会所属の鈴木康将会員の5名が、それぞれ1コマ1時間30分の講義を1日に3コマ実施し、5日間の合計で15コマの講義を実施しました。1日目は「公認会計士の業務と監査制度の概要」、2日目は「監査契約の締結、監査計画の立案、リスクアプローチ、リスク評価手続」3日目は「内部統制の運用評価手続、実証手続、アサーション、監査技術、試査、監査調書の作成」4日目は「監査現場での実際の手続きの説明」5日目は「監査の総括、審査、監査報告書、監査意見の形成、追記情報、継続企業の前提」をメインテーマに据えつつ、各講師の実体験を踏まえて講義を実施しました。

 講義後に実施したアンケートの結果によれば学生の反応は良く、実務家としての公認会計士の話を聞き、多くの学生が公認会計士の業務に興味を持ったようでした。一方で講義の対象となる3年生が就職活動を開始する時期であることもあり、公認会計士の仕事の魅力は感じつつも、資格取得へ向けた受験勉強への参入障壁の高さもあると感じました。今後も講義を通じて公認会計士の業務の魅力を伝えるとともに、勉強期間を確保できる若い世代への啓蒙活動も必要であると痛感しました。

 今回の講義を受講した学生の中から、将来会計士として活躍する仲間が出ることを願いつつ、レポートを終了したいと思います。最後になりましたが、今回の講義の機会を与えて下さった関係者各位にこの場を借りて御礼申し上げます。


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